2022/03/16 助詞ルールがこんがらがってきた

韓国語は日本語と語順が一緒だし、音が似てる単語も多いんだけど、だからこそ「ここは違う」というものがある場合に、その一部分の差分に目を向けて感覚を掴むことに力を注ぐことが難しいのかも知れないと感じる。

例えば韓国の特定の助詞について「この助詞は日本で言うところの”〜に”です。」という説明があったとして(実際のところそういう説明が多い)、でもそれをそのまま「日本だと”〜に”だからこの助詞」というふうに頭で文章を組み立てると、「でもこの場合はその助詞じゃない」ということが起こりうる。それが初級の現段階で早くもある。これはどうやら「例外の文法」というわけではなく、使い分けの感覚に微妙な差があることが影響している。「頭で日本語を作ってから外国語に置き換えるのは駄目」みたいなことをたびたび聴くけど、そういうことがあるからなのかなと思う。

この国の人はどういう感覚で助詞を使い分けて、どういうポイントで相手の話の内容を把握しているのか、みたいなところを考えながら勉強する必要があると思う。現地の人はもちろん無意識でやってるから、事実と照らし合わせて「こういう感覚かな?」と自分でやっていくしか無いように思う。そういう点は、発音の研究と似ているかも知れない。

こういう、細かいけど非常に重要なこと・感覚を体に染み付かせないと、初級からゆっくりやってる意味が無いと思っているので、改めて気を引き締めてる。よくyoutubeとかの韓国語コンテンツで「日本人がやりがちな助詞の間違い方」みたいなを見かける。たくさん喋れても、助詞の使い方を間違えている例にたくさん出会う。コンテンツを運営してる韓国人のかたが「単語を知らないことよりも助詞の使い方を間違ってるほうがよっぽど気になる」と言っていたのが忘れられない。