2022/06/10 発音について急に気づいたことがある(あくまでも説)

昨日布団に入ってからきづいちゃったもんだから、脳が覚醒してまじで寝られなかった。海外の言葉の発音方法について、日本語のサイトにはもちろん日本語で説明が書かれているわけだけど、初めはその説明で「へぇ〜なるほどそうなのか」となるけど、別の説明を見たり、研究を重ねたりすると、だんだん「いや、その説明は違うじゃんか」となってくる。昨日急に気づいたのは、日本語の発音は「子音」を大切に扱って、韓国語では「母音」を大切に扱うのではないか、ということ。

例えば日本語を発する時「もっとはっきり喋って!」と言われたら、「子音」をはっきりと発音することになりと思うんですよね。「こんにちは」だったら「KoNNiChiWa」という具合に(イメージ)。でもこれを韓国語ではやると、「가다」が「카다」になってしまうわけで、そうすると意味がわからないあるいは全く別の意味を持つ単語になってしまったりする。

じゃあもっとはっきり韓国語を発音しようと思ったらどうすれば良いかというと(あくまでも説。現段階でわたしがこう考えているという話)、「メインは母音を強調することで、それにつられて子音との境目の音が強く聞こえてくる」という感じ?うまく言えないけど。

何かの時に「韓国語は腹筋を使う」みたいなことを聞いたことがあるんだけど、それの理由は、子音を吐き出した後に更に母音を吐き出すから、言葉を腹から後押しして出すようなかたちになるからなのかなと思う。

そしてここで、(急ですみません)英語を「メインは母音を強調することで、それにつられて子音との境目の音が強く聞こえてくる」の感じで喋ってみると、(自分でも驚いたんだけど)(深夜にベッドの中で)ビック入りするほど発音が、なんかこう、一気に垢抜ける。ほんとにビックリした。「ジャパニーズイングリッシュ」の原因の一つに「日本人が子音を強調して話す種族だから」ということが挙げられるんだろうなってことがわかった。(まじ世紀の大発見)(知らんけど)

韓国語発音の説明には「ㅋㅌㅊㅍは強く」とか「ㅈが最初に来る場合は“チ”でなんかの文字の次に来る場合は“ジ”になる(韓国人はその違いを区別しないんです☝️)」など書かれているんだけど、もっとふさわしい言語化があるよなと思った。わたしが昨日急に(ベッドの中で)気付いたルールは以下。

  • 基本的に子音は軽〜く手前に添えるだけ(鳥のささみ串に乗ってるワサビのように)。
  • 지を「ジ」と言っているのではなく、「チ」を軽〜く発音すると「そんな音に聞こえなくも無い感じの音」になるだけ。(だから「韓国の人はそれらの音を区別しない」ということになるんだろう。説だけど。)
  • ㅋㅌㅊㅍなど(など、と言ってるのは、ㅅの音もこれらと同じように扱う雰囲気があるから)以外の時は「子音」を聞かせるのではなく、子音から母音への「切り替わり以降の音」を聞かせるイメージ。主役は母音。
  • はっきりと話して伝えたい時は、母音を強調する。それにつられて子音との境目以降の音が強く聞こえるようになって、正しい音(子音+母音が合わさった音)をはっきりと相手に届けるようなイメージ。
  • ㅋㅌㅊㅍなどの時は「きちんと人に聞こえる程度に子音を発する」(プラスしまくるわけではなくてマイナスだったものをゼロ強にするようなイメージ)
  • ㅂㅈㄷㄱが1番目に来る場合は、きちんと発音するとㅍㅊㅌㅋたち風になってしまうので、その時でもあくまでも子音は「鳥のささみ串に乗ってるワサビ」。
  • ※韓国のかたの韓国語の話し方は日本語と比較すると「かったるい雰囲気」があるんだけど(そこが韓国語のかわいい音の魅力だと思う)、その理由は、察するに、日本語でははっきりと発音する「子音」を、韓国語ではそのように扱わないから。

他にも合ったかもしれないけど忘れた。とにかく個人的にはめちゃくちゃ胸熱の「気付き」だった。

きっかけは以前学食で「밥을 적게 해주세요‼︎(ごはん少なくしてください‼︎)」とおばちゃんに伝えた時の反応。学食って騒がしいから日本人特有の「子音はっきり発音」をしたことによって、「?あ〜“少なく”ね」的な反応が返ってきたわけだ。その時の小さなモヤモヤ(「こんなにしっかり伝えても伝わりづらいわたしの韓国語って...」)がずっと心に残っていた。ドラマとか観てても永遠に気付けなかっただろうなと思うから、やはりこういうところに「現地に来て現地の人と話すことの重要性」というものがあるんだなと気付いた。

おい、いい話すぎひんか。